狂人がいないLinkedInは、とても不思議な場所だ
通常、誇大広告や過激な意見であふれているLinkedInだが、そうした「狂人」たちがいなくなると、プラットフォームは奇妙で異様な雰囲気に包まれる。過激な投稿や派手な自己宣伝がない静かなLinkedInは、プロフェッショナルネットワークとしての本来の姿を取り戻す一方で、かつての活気やカオスが失われた違和感も生まれている。
背景メモ
- LinkedInはMicrosoft傘下のビジネス特化型SNS。近年は「インフルエンサー」と呼ばれる過激な自己宣発言や、門外漢による専門外への断定的投稿が増え、「LinkedInルナティクス(狂人)」と揶揄される文化が定着していた。
- 本稿は、そうした過激発言がMeta(Facebook, Instagram)やX(旧Twitter)などのプラットフォーム移行により減少し、LinkedInが本来の「穏やかなキャリアSNS」に戻りつつある現象を論じる。
- 背景として、Metaが2025年初頭にモデレーションを大幅緩和(事実確認プログラム廃止など)し、過激派の「居場所」が増えたことで、LinkedInから離れたという仮説が提示されている。
- 著者のAlex Finnはロンドン在住のベンチャーキャピタリストで、テクノロジーとSNS文化を批評する「Design Capital Power」を運営。