メタ、自殺・セックス・薬物についてライバルのチャットボットに質問するため10代に偽装
WIREDの調査によると、メタ社は自社のAIチャットボット「Lama」の安全性を評価するため、外部の請負業者に10代の若者を装わせ、競合他社のチャットボットに対して自殺、セックス、薬物などの過激な話題について質問させていたことが明らかになった。この行為は業界の倫理基準に疑問を投げかけている。
背景メモ
- Meta(旧Facebook)は2025年、自社のSNS上で子ども向けに設計されたチャットボットを試験的に導入するために、外部の請負業者に10代の若者を装わせるよう依頼したと報じられている。
- 請負業者は13〜17歳のふりをして、SnapchatやDiscordといった競合プラットフォーム上のチャットボットに対し、自殺、性、薬物に関する質問を含む安全上敏感なプロンプトを送信し、応答を収集した。
- 目的は、Metaが自社のAI安全ポリシーを策定するためのベンチマークデータを得ることにあったが、実際の10代ユーザーを関与させずに代役を使った手法や、未成年のふりをして競合サービスにアクセスする行為の倫理性・法的グレーゾーンが問題視されている。
- この報道は、Metaがこれまで何度も子どもの安全対策で批判されてきた経緯(Instagramの10代ユーザー保護問題など)の文脈で、同社のAI戦略と倫理面の姿勢に改めて疑問を投げかけている。