米国の労働力はピークに近づいているのか?
米国の労働参加率は長期的な低下傾向にあり、高齢化や出生率の低下などの構造的要因により、労働力の拡大が鈍化している。本稿では、現在の労働市場の動向を分析し、労働力がピークに達する可能性とその経済的影響について考察する。
背景メモ
米国の労働力人口(就業者+求職者)が、新型コロナ前のトレンドを下回る水準で頭打ちになりつつある──というカンザスシティ連邦準備銀行の分析が注目を集めている。移民減少と高齢化が主因で、人手不足の慢性化や賃金上昇圧力につながる可能性がある。FRBの金融政策や長期的なGDP成長率にも影響を与える論点であり、米国経済の「供給サイドの制約」を語るうえで頻繁に参照される。