NASAのX-59「フランケンジェット」、ソニックブームなしで超音速飛行をテスト
NASAのX-59「フランケンジェット」は、従来の超音速機が引き起こす大きなソニックブームを、より静かな「ソニックサンダー」に抑える新技術を搭載。この実験機は、超音速飛行時の騒音問題を解決し、陸上での商業超音速飛行の実現を目指す。成功すれば、飛行時間の大幅短縮につながる可能性がある。
背景メモ
- NASAとロッキード・マーティンが共同開発した実験機X-59「ケツェクエル」は、超音速飛行時の衝撃波を弱めて「ソニックブーム」を「ソニックサンダー」(車のドアを閉める程度の騒音)に抑えることを目指す。
- 機体は細長い形状で、操縦席に前方窓がなく、外部カメラの映像を4Kモニターで見る方式。B-1爆撃機の操縦桿、F-15の射出座席、T-38の前脚など「寄せ集め部品」を使ってコストを抑えているため「フランケンジェット」と呼ばれる。
- 成功すれば、現在陸上空域で禁止されている民間超音速旅客機の実用化(いわゆる「コンコルド後継」)への道が開ける。
- 2025年初飛行予定で、今回の記事はそのテスト段階の進捗を報じている。