DeepSeek V4公式リリース、7月中旬に発表予定 —— ピーク時API価格は2倍に
中国のAIスタートアップDeepSeekは、次世代モデル「DeepSeek V4」を7月中旬に正式リリースすると発表した。新モデルではピーク時のAPI利用料金が従来の2倍に設定され、高性能な推論能力とコスト構造の変化が注目される。
背景メモ
- DeepSeek は中国の生成 AI スタートアップで、低コストかつ高性能な大規模言語モデル(LLM)で注目を集めている。2025年初頭に公開された「DeepSeek R1」は、わずか約560万ドルという開発コストでOpenAIのo1相当の推論性能を達成し、AI業界の常識を覆した。
- V4はその後継となる最新モデル。今回の発表で特に注目されるのは「ピーク時間帯のAPI価格を2倍にする」という価格設定で、これは従来のDeepSeekの「極めて安価」な戦略からの大きな転換を示す。
- 中国のAI業界は2024〜25年にかけて激しい価格競争が繰り広げられてきた(百度やアリババなどが無料または超低価格を打ち出す)。DeepSeekの値上げは、その流れの終焉か、あるいはV4の性能が投資に見合うという自信の表れと解釈されている。
- 背景として、中国当局は過剰な値下げ競争を問題視し、業界の健全な収益性を求める姿勢を強めている。DeepSeekの値上げはそうした規制圧力に沿う動きでもある。