AMD、フラッシュ拡張メモリでサーバーDRAMを拡張
AMDは、フラッシュメモリを活用した拡張メモリ技術をサーバー向けに発表した。この技術により、従来のDRAM容量を超えた大容量メモリ構成が可能となり、メモリ集約型ワークロードのパフォーマンスとコスト効率を向上させる。フラッシュメモリをDRAMの拡張領域として利用することで、大容量メモリを必要とするアプリケーションに対応する。
背景メモ
- AMDが発表した「Flash Extended Memory」は、サーバー向けCPUにフラッシュメモリ(SSDなどで使われる不揮発性ストレージ)をDRAMの拡張領域として利用する技術。従来のDRAMよりも低コストで大容量メモリ構成を可能にする。
- 仕組みとしては、CPUのメモリコントローラがDRAMとフラッシュの両方を透過的に扱えるようにし、OSやアプリケーションからは単一の大容量メモリとして見える。アクセス頻度の低いデータをフラッシュに退避させることで、DRAM容量の制約を緩和する。
- AMDはこれまでサーバーCPU「EPYC」シリーズでメモリ容量拡張に注力してきたが、本技術はCXL(Compute Express Link)規格を用いたメモリ拡張とは別のアプローチ。CXLはCPUとアクセラレータやメモリを高速接続するオープン規格で、IntelやAMDなどが推進している。
- クラウド事業者や大規模データセンターはメモリ容量あたりのコスト削減に常に迫られており、特にメモリ帯域より大容量が優先されるワークロード(仮想化、インメモリデータベース、AI推論など)で本技術の恩恵が大きいと見られる。