「欧州にはサイバーセキュリティベンダーがいない」は間違い
「欧州にサイバーセキュリティベンダーはいない」という主張は誤り。実際、欧州には多数の革新的なサイバーセキュリティ企業が存在し、世界市場で重要な役割を果たしている。本記事では、欧州ベンダーの存在感やその価値について解説し、誤解を招くこの主張を反証する。
背景メモ
• CipherCue(サイファーキュー)は欧州のサイバーセキュリティ関連スタートアップに特化した情報プラットフォーム。この記事は「まともなサイバーセキュリティ企業は米国かイスラエルにしかない」という業界のステレオタイプに反論している。
• 欧州にはSectigo(ルート認証局)、Hornetsecurity(クラウドセキュリティ)、WithSecure(旧F-Secure、フィンランド)などグローバルに通用するプレイヤーが存在。またKudelski Security(スイス)、Airbus Cybersecurity(フランス)なども挙げられる。
• 問題の背景として、VC(ベンチャーキャピタル)市場の規模差がある。米国は巨額のファンディングでユニコーンを量産する一方、欧州は資金調達規模が小さくIPOや大型Exitが少ないため、国際的な認知度を得にくい。
• さらに「欧州には顧客がいない」という誤解にも言及。実際には欧州全域の規制(GDPR、NIS2指令、DORAなど)が高度な現地適合セキュリティ需要を生んでおり、コンプライアンス市場としての重要性は高い。
• 結論として欧州セキュリティ企業は「存在しない」のではなく「米国視点で可視化されていない」だけであり、バイヤーは意識的にグローバルな調達を行うべきだとしている。