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稀なマダニ媒介ウイルスが急速に致命的となり、米国での感染者数が過去最高に

米国でポアッサンウイルス(Powassan virus)の感染者が過去最多を記録し、専門家が警鐘を鳴らしている。この稀なマダニ媒介性ウイルスは感染後急速に重篤化する可能性があり、致死率も高い。特に東部と中西部で症例が増加しており、予防策の徹底が呼びかけられている。

背景メモ

- Powassan(ポワッサン)ウイルスはマダニが媒介する稀な感染症で、脳炎(脳の炎症)を引き起こし致死率が約10〜15%と高い。有効なワクチンや特効薬はなく、治療は対症療法のみ。 - 大半のライム病と違い、感染したマダニが吸血を始めてからわずか15〜30分でウイルスが伝播するため、早期のダニ除去による予防が効きにくい。 - 2024年の米国内の感染者数は過去最高を記録。主に北東部と五大湖周辺で報告が増加しており、気候変動によるマダニの生息域拡大が一因と専門家は指摘する。 - 初期症状は発熱・頭痛・嘔吐などインフルエンザ様だが、重症化すると記憶障害や長期的な神経学的後遺症が残るケースもある。