BlueskyのデータをEuroskyに移行しました
オランダの研究機関Waagが、Blueskyのデータを欧州独自のサーバー「Eurosky」に移行した理由を解説。データ主権やプライバシー保護、欧州のデジタルインフラ強化の観点から、PDS(個人データサーバー)を欧州域内でホスティングするEuroskyへの移行を決断した。単なるプラットフォーム変更ではなく、より分散化されたオープンなソーシャルウェブの実現に向けた一歩と位置づけている。
背景メモ
- BlueskyはTwitter(現X)の共同創業者ジャック・ドーシーが始めた分散型SNSで、AT Protocolというプロトコル上で動作する。ユーザーは自分のデータを自分でホストできる設計だが、デフォルトでは米国企業Bluesky社が運営するサーバー(PDS)にデータが保存される。
- EuroSkyはBlueskyの分散型インフラを利用し、EU域内(オランダ)のサーバーでデータをホストするPDSプロバイダー。GDPRなど欧州のデータ保護法の管轄下に置かれることが目的。
- Waagはオランダ・アムステルダムに拠点を置く公共的研究機関で、テクノロジーと社会の関係を探求。今回、自らのBlueskyアカウントのデータをEuroSkyに移管した。
- この動きの背景には、米国クラウド上のデータが外国情報監視法(FISA 702条)などの米国法の対象となり得るという懸念がある。EUのサイバーセキュリティ認証制度(EUCS)をめぐる議論とも連動しており、データ主権をめぐる欧州の動きの一例。