AIチップスタートアップEtched、ステルスモードを正式に終了
AIチップスタートアップのEtchedが正式にステルスモードを終了し、Jane StreetやTSMCと連携するベンチャーキャピタルから資金調達を実施したことを発表した。同社はAI推論処理に特化した独自チップの開発を進めており、業界関係者から注目を集めている。
背景メモ
- **Etched** は米国の AI チップスタートアップ。2024年6月に登場した「Sohu」というチップが注目を集めている。同社は2025年夏、Bloomberg に対し、自社のチップが画像・動画生成AIなどに使われる「Transformer」モデルの推論(実行)に特化していると説明。汎用 GPU(NVIDIA 製品など)に比べ、効率が大幅に高いと主張する。
- **Jane Street** は世界有数の定量系トレーディング(アルゴリズム取引)ファーム。自社の取引システム向けに大規模なハードウェア/ソフトウェア投資を行っており、AI チップ分野への出資も近年増えている。
- **TSMC(台湾積体電路製造)** と提携しているベンチャーキャピタル(VC)からの出資が今回のラウンドに含まれている。TSMC は世界最大の半導体受託製造企業で、最先端チップのほとんどを生産。同社と連携する VC の関与は、Etched のチップが実際に製造段階に近づいていることを示唆する。
- 本記事は、Etched がステルス(非公開)状態から正式に姿を現し、大手機関投資家から資金調達したことを伝える。AI 向け専用チップ市場では NVIDIA が圧倒的シェアを持つが、推論特化型チップ(Groq、Cerebras など)の台頭により競争が激化している。