Bending Spoons、AOLなど旧型インターネットブランドを擁する企業が上場へ
AOLやVimeo、Eventbriteなど、かつて一世を風靡したインターネットブランドを次々と買収してきたBending Spoonsが、新規株式公開(IPO)を計画している。同社は低迷する老舗ブランドを買い取り、収益性を重視した運営で再生させる独自の戦略で急成長を遂げてきた。今回のIPOは、同社のビジネスモデルが市場でどのように評価されるかを試す重要な試金石となる。
背景メモ
- Bending Spoonsはイタリア・ミラノ拠点のテクノロジー企業で、かつて隆盛を誇ったものの衰退したインターネットブランドを買収・再建する独自の手法で知られる。同社のIPO計画は、2026年時点で注目を集めている。
- AOL(America Online)、Vimeo、Eventbriteなど、1990年代〜2000年代に隆盛したブランドを次々に買収。買収後は大規模な人員削減とプロダクトの効率化を断行し、収益性を重視する運営スタイルが特徴。この手法は「デジタル・プライベート・エクイティ」とも評される。
- Bending Spoonsは非公開企業として急成長してきたが、今回のIPOによりその企業価値と経営手法が公開市場で評価される初めての機会となる。
- 同社が買収したブランドの多くは、SNSや新興スタートアップの台頭によりユーザーを失っていた。Bending Spoonsによる「延命」がブランド価値を守るのか、それとも骨抜きにするのかという議論がある。