マルチプレイヤーゲームに起きた過去最高の出来事とは?
本記事は、マルチプレイヤーゲーム業界に革命をもたらした画期的な技術やトレンドについて考察する。帯域幅の進化、クラウドインフラの向上、あるいはクロスプラットフォームプレイの台頭など、オンラインゲーム体験を根本から変えた要因を探る。
背景メモ
- この記事で称賛されているのは「ロールバック・ネットコード」(Rollback Netcode)という技術。従来の対戦格闘ゲームなどでは、プレイヤーの入力がサーバーに届くまでの遅延(ラグ)によって操作感が損なわれる問題があった。
- ロールバックは、相手の入力が届くまでの間、ゲーム側が「予測」して先に画面を進めてしまう方式。もし予測が外れた場合、一瞬で過去に巻き戻って正しい状態に修正する(「ロールバック」)。プレイヤーには遅延がほとんど知覚されず、スムーズな対戦が可能になる。
- 「GGPO」と呼ばれるオープンソース実装が草分け的存在。2000年代後半に開発者が提唱し、その後『ストリートファイターV』『GUILTY GEAR』シリーズ、『大乱闘スマッシュブラザーズ』など主要タイトルに広く採用された。
- ネット対戦の品質を根本的に変えた技術であり、格闘ゲーム・コミュニティでは「最高の発明」と評されることが多い。