台湾、中国へのチップ密輸捜査拡大でSuper Microを家宅捜索
台湾当局は、中国への半導体密輸疑惑を巡る捜査の一環として、米サーバーメーカーSuper Micro Computerの台湾拠点を家宅捜索した。同社は中国企業を通じて規制対象の先端チップを不正に輸出した疑いが持たれており、台湾の地検と米商務省が協力して捜査を進めている。
背景メモ
- 台湾の検察当局が、米国サーバー大手スーパーマイクロ(Super Micro Computer)の台湾拠点を家宅捜索した背景には、中国向けの先端半導体密輸ルートの摘発がある。
- スーパーマイクロはシリコンバレーに本社を置くサーバー・ストレージ製品の主要メーカーで、台湾に大規模な製造拠点を持つ。近年はAI向けサーバー需要で急成長したが、過去にも中国への不正出荷で米国当局から制裁違反の罰金を科された経緯がある。
- 米国は半導体輸出規制を強化しており、NVIDIAの最先端AIチップ(H100/H200/B200など)やそれらを搭載したサーバーの中国輸出を厳しく制限している。今回の捜査は、これらの規制品が台湾経由で中国に流れている疑いを米国が台湾に情報提供した結果とみられる。
- 台湾は半導体サプライチェーンの要所であり、先端チップの製造(TSMC)から実装・サーバー組み立てまでを担う。この地理的特性から、中国向け密輸の通過地点・最終組み立て地点として監視の焦点となっている。