海洋表面温度が6月として過去最高を記録
2026年6月の世界の海洋表面温度が観測史上最高を記録した。気候変動の影響により海水温が上昇し続けており、海洋生態系や異常気象へのさらなる影響が懸念されている。
背景メモ
- 世界の平均海面水温が2026年6月に観測史上最高を記録。これは、気候変動に加え、エルニーニョ現象(太平洋赤道域の海面水温が平年より高くなる自然変動)の影響が重なった結果とみられる。
- 2023年〜2024年にかけての顕著なエルニーニョに続き、2025年後半から新たなエルニーニョが発生。このため、海洋への熱蓄積がさらに加速している。
- 海洋は大気に比べて膨大な熱を吸収する「バッファー」の役割を果たすが、その限界が示唆されている。海面水温の上昇は、サンゴの白化、海洋生態系の崩壊、ハリケーン・台風の強化、異常気象の頻発に直結する。
- 気候科学の分野では、海洋の熱含有量(深層を含む)と海面水温の両方を注視しており、後者は大気との相互作用において即時的な影響が大きい指標。