英国の投資家、ロンドンでバイナンスを1億5000万ポンドで訴える
英国の投資家グループが、暗号資産取引所バイナンスをロンドンの裁判所に提訴し、約1億5000万ポンド(約240億円)の損害賠償を求めている。投資家側は、バイナンスが適切な規制登録を行わずに事業を展開していたことなどが原因で損失を被ったと主張している。
背景メモ
- 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、英国の個人投資家約1万人からロンドンで集団訴訟を起こされた。請求額は約1.5億ポンド(約240億円)。
- 原告側は、バイナンスが英国規制当局(FCA)の警告に反して無登録で営業を続け、投資家に多額の損失を与えたと主張。バイナンスは2021年に英国での規制対象事業を停止しているが、一部サービスは継続していたとされる。
- バイナンスは世界最大手の仮想通貨取引所だが、各国規制当局から度々マネーロンダリング対策や利用者保護の不備を指摘されてきた。創業者チャオ・チャンペン(CZ)は2023年に米司法省と和解、CEOを退任している。
- 英国では2023年に新たな暗号資産規制が施行され、当局の取締りが強化されている。この訴訟は、規制の谷間で被害を受けた投資家が企業責任を問う試みの一つ。