独立戦争回避のために土壇場で取引を模索した建国の父
米国独立宣言から250年を迎えるにあたり、ジョン・ディキンソンという建国の父の役割に改めて注目が集まっている。彼は独立戦争を回避するため最後の妥協案を模索し、国王ジョージ3世への「オリーブの枝請願」を起草した人物である。独立への急進派と英国との融和を図る穏健派の板挟みとなりながらも、後に米国憲法の制定に貢献した彼の複雑な足跡を振り返る。
背景メモ
- ジョン・ディキンソン(1732-1808)は、アメリカ独立革命期の政治家。「ペンシルベニア農夫の手紙」で英国への穏健な抗議を説き、独立よりも和解を模索した「慎重派」の代表格。独立宣言への署名を拒否したことで知られるが、のちにアメリカ合衆国憲法の制定に尽力した。