レノボ:「RAM価格の高騰は『ニューノーマル』となり、『決して』元に戻らないかもしれない」
レノボが、メモリ(RAM)価格の高騰は「ニューノーマル(新常態)」であり、今後も価格が以前の水準に戻ることは「決してないかもしれない」と警告した。継続的な需要増と供給制約が価格上昇の要因とされ、消費者や企業は高止まりするコストに備える必要がある。
背景メモ
- **Lenovo** は中国・米国拠点の世界最大級のPCメーカー。ThinkPadやLegionブランドで知られ、消費者向け・企業向け両方のパソコンを販売している。
- 記事中の「高騰するメモリ価格」の背景には、主に **DRAM**(パソコンのメインメモリ)と **NANDフラッシュ**(SSDストレージ)の供給構造がある。この分野は **Samsung**, **SK hynix**, **Micron** の韓国・米国3社が世界的な寡占状態にあり、価格決定力が極めて強い。
- 2023年~2024年にかけて、これら3社は需要低迷を受け生産を大幅に削減した。その後、AIブームによるHBM(高帯域幅メモリ)向け生産への振り向けや、サーバー需要の急増で、一般PC向けDRAMの供給が逼迫。これが現在の高価格を招いている。
- Lenovoの声明が注目されるのは、業界最大手のOEM(相手先ブランド製造を委託して自社製品を組み立てる企業)が「高いメモリ価格は構造的に元に戻らない」と公言した点。これは消費者にとっては、PC本体の価格上昇や、安価なメモリ増設の機会減少を意味する。