FSF Librephone アップデート:自由を確実に、ひとつのブロブから
FSF(フリーソフトウェア財団)のLibrephoneプロジェクトの最新状況を報告。プロプライエタリな「ブロブ」(バイナリブロブ)を一つひとつ排除しながら、完全に自由なソフトウェアのみで動作するスマートフォンの実現を目指す取り組みの進捗と課題について解説する。
背景メモ
- FSF(フリーソフトウェア財団)は、リチャード・ストールマンが設立した非営利団体で、ユーザーがソフトウェアを自由に実行・コピー・配布・改良できる「自由ソフトウェア」を推進している。「Librephone」(リブリフォン)は、FSFが推進する完全に自由なスマートフォン開発プロジェクト。通常のAndroidスマホはメーカー独自のクローズドなドライバやファームウェア(「ブロブ」と呼ばれるバイナリファイル)に依存している。
- 「ブロブ(blob)」とは、ソースコードが公開されていないバイナリ形式のファームウェアやドライバのこと。自由ソフトウェアの理念ではこれらは「非自由」な要素とみなされ、ユーザーの制御下にないため問題視される。
- 本記事では、Librephoneがハードウェア動作に必要なこうしたブロブを排除または自由な代替に置き換える取り組みの現状について報告している。これは、プライバシーやユーザー主体の技術管理に関心を持つ読者にとって、既存のモバイルOS(AndroidやiOS)が抱える根本的な透明性の問題を示す一例である。