米国、イラン戦争で関係悪化のサウジアラビアからの部隊撤退を検討か
米国が、イランとの戦争をめぐりサウジアラビアとの関係が悪化する中、同国に展開する米軍部隊の撤退を検討していると報じられた。両国の戦略的協力に亀裂が生じる可能性がある。
背景メモ
米軍のサウジアラビアからの撤退検討は、米サ関係の急激な冷却を示すもの。背景にあるのは、バイデン政権とサウジのムハンマド皇太子との間の「イラン戦争」をめぐる見解の相違。具体的には、イエメンのフーシ派(イラン支援)に対抗するサウジ主導の軍事作戦を米国がどこまで支援するかが焦点。米国は人道上の懸念から軍事支援を制限してきたが、サウジは無人機やミサイル攻撃が続く中でより強力な支援を要求。サウジ駐留米軍は約2,700人で、主に空軍基地の防空や訓練を担当。トランプ政権下で構築された関係がバイデン政権で悪化、米国の戦略的な中東再編(アジア重視へのシフト)も影響している。