ポーランドのSGE、英国で14基の小型モジュール原子炉(SMR)導入計画を発表
ポーランドの富豪ミハウ・ソロウォフ氏が率いるSynthos Green Energy(SGE)は、英国で計14基の小型モジュール原子炉(SMR)を導入する計画を発表した。同社はGE Vernovaおよび日立と提携し、BWRX-300炉型を採用。ポーランド国内でのSMR展開に続く国際展開の一環として、英国市場への参入を目指す。
背景メモ
ポーランドのエネルギー企業Synthos Green Energy(SGE)が、英国で最大14基の小型モジュール炉(SMR)を建設すると発表した。SMRは従来の大型原子炉より小型で、工場生産が可能なため建設コストと期間の削減が期待される次世代原子力技術。SGEはポーランドの富豪ミハウ・ソウォウォフ(化学・ゴム大手Synthos創業者)が率いる。同社は米GE Vernovaと日立製作所の原子力合弁であるGEH(GE Hitachi Nuclear Energy)と提携し、同社のBWRX-300(出力300MWの沸騰水型SMR)を採用する。ポーランドでは石炭火力からの脱炭素を進めており、SGEは国内でもBWRX-300の導入を計画中。英国政府はSMRをエネルギー安全保障とネットゼロ目標の柱と位置づけ、開発企業を公募中。欧州で最も脱石炭に積極的なポーランド資本が、英国の原子力市場に参入する動きとして注目される。