米国企業、失敗したAIプロジェクトで収益の2.4%を損失
米国企業は失敗したAIプロジェクトにより、収益の平均2.4%を失っていることが新たな調査で明らかになった。適切なAIガバナンスと投資判断の欠如が主な要因であり、企業はAI導入においてより慎重なアプローチとガバナンス体制の構築が求められている。
背景メモ
• 企業のAI投資が実を結ばず、米国企業は平均で売上高の2.4%を失敗プロジェクトに費やしているという調査結果(コンサル大手KPMGが米国幹部250人を対象に実施)。
• 主な失敗要因は「ガバナンス(統治体制)の欠如」。AIのリスク管理や責任の所在を決める社内ルール・組織が未整備なまま、現場主導でプロジェクトが乱立している実態が浮き彫りに。
• 背景として、2022年末のChatGPT登場以降、企業は「AI導入の遅れ」への危機感からとりあえずPoC(概念実証)を量産。しかし、本番運用や収益化まで到達するプロジェクトは少数にとどまる。
• KPMGは、AI戦略をIT部門任せにせず、CxO直轄の統治機関を設けるよう提言。監査・コンプライアンス・人事・法務を横断したガバナンスが、無駄な支出を防ぐ鍵とされる。