悪名高いHS2「バットトンネル」を見学してきた
筆者が英国の高速鉄道プロジェクトHS2で話題となった「コウモリトンネル」を訪問。この巨大な構造物は環境保護対策として建設されたもので、その規模や設計思想、プロジェクト全体における役割について詳しく報告している。
背景メモ
- HS2(ハイスピード2)は、ロンドンとイングランド北部を結ぶ英国の高速鉄道建設計画。2012年に承認されたが、度重なる予算超過・スケジュール遅延・区間短縮に悩まされている。
- 「コウモリトンネル」とは、HS2ルート上にある貴重なコウモリの生息地を保護するため、線路の上にわざわざ建設された全長1マイル以上の専用トンネル。批判派はこれを「巨額を投じた無駄」の象徴として槍玉に挙げる。
- 本記事の著者マーティン・ロビンズは、HS2を批判的に報じるジャーナリスト。彼が実際に現地を訪れ、トンネルの構造や建設の経緯を検証している。
- このプロジェクトをめぐっては、「環境保護がコスト暴走の口実にされている」という批判と、大規模インフラに環境配慮は不可避という立場の対立がある。