ガス大手、AIを利用して価格を吊り上げと訴状 アルゴリズムによる生活費への打撃
カリフォルニア州のガソリン価格高騰を巡り、ガス大手企業がAIを用いた価格アルゴリズムを活用して不当に価格を吊り上げているとして提訴された。この訴訟は州の独占禁止法の明確化を試すもので、アルゴリズムによる価格操作が消費者の生活費(COL)に深刻な打撃を与えていると主張している。
背景メモ
2026年7月、ロサンゼルス・タイムズは、ガソリン小売大手がAIを活用した価格設定アルゴリズムを用いてガソリン価格を不当に吊り上げているとする住民訴訟を報じた。カリフォルニア州では2024年、州反トラスト法(カルトン法)に「アルゴリズムによる価格共謀」を明確に禁止する改正が加えられており、本訴訟はその改正後初の大規模な試金石となる。原告側は、複数のガソリンスタンドチェーンが同一のAI価格最適化ソフトウェアを導入し、リアルタイムで相互に価格を連動させることで、人為的な高値が維持されたと主張。AIが「暗黙の共謀」を自動化・高度化するケースが米国で相次いで注目を集める中、本件はGAFAや物流業界にも波及する可能性がある。カリフォルニアの物価高騰と生活費危機(COL)が激しい政治争点となっている背景も重要。