スタートアップJetZero、エアバスやボーイングに挑む新型航空機を開発
モハーベ砂漠に拠点を置くスタートアップ企業JetZeroは、従来のチューブ型とは異なる「ブレンデッドウィングボディ」と呼ばれる革新的な航空機を開発している。この新設計により燃費を最大50%削減し、2026年7月までに初飛行を目指しており、エアバスやボーイングといった既存大手に対抗しようとしている。
背景メモ
- JetZeroは米カリフォルニアのスタートアップで、従来の「管状+翼」デザインとは根本的に異なる「ブレンデッドウィングボディ(BWB)」機を開発している。全体が揚力を生む形状で、燃費を最大50%改善できるとされる。
- 同社は2025年時点で米空軍から支援を受けて実証機を開発中で、2030年頃の就航を目指す。ターゲットはボーイング767クラス(200〜250席)の中距離路線。
- 航空業界の脱炭素圧力が強まるなか、燃費向上は喫緊の課題。エアバスとボーイングの複占体制に新興メーカーが挑む構図で、BWB実用化の成否は業界構造を変える可能性がある。
- BWB構想自体は1950年代から存在するが、旅客機としては客室与圧や非常口配置、乗客の窓への期待といった課題から実用化されていなかった。