サイレントオークション
本サイトは、オックスフォード大学ナフィールド・カレッジが提供するミラリース・オークションの公式プラットフォームです。サイレントオークションの仕組みや理論的背景について紹介し、経済学におけるオークション理論の理解を深めるためのリソースを提供しています。
背景メモ
James Mirrlees(1936–2018)はスコットランド出身の経済学者で、非対称情報下の最適課税理論を構築し1996年にノーベル経済学賞を受賞した。Mirrlees Auctionは、通常の競売と違い「入札額を非公開で提出し、全入札が終わってから一斉開札する」形式。オックスフォード大学ヌフィールド・カレッジに彼が遺した蔵書(経済学・数理理論など約1,500冊)を、この方式でサイレントオークションにかけている。一般的な競売と異なり、せり上げ式ではないため「最後の瞬間に最高値を上書きされる」心理的駆け引きが働かない代わりに、参加者は本当に払ってもいいと思う金額を一度だけ提示する必要がある。これはミクロ経済学のオークション理論/メカニズムデザインの生きた実例でもある。