BBC調査、Instagramがインドで児童性的虐待素材を宣伝する広告を掲載と判明
BBCの調査により、Instagramがインド国内で児童性的虐待(CSAM)を促進する広告を配信していることが明らかになった。メタの広告システムが未成年者の性的コンテンツを含むアカウントを推薦する仕組みになっており、規制当局や保護団体から強い批判が寄せられている。
背景メモ
Instagram(メタ社傘下)がインドで児童性的虐待素材(CSAM)を宣伝する広告を掲載しているとBBCが報じた問題。
- インドは世界最大の利用者数を抱えるInstagramの最重要市場だが、児童保護に関する規制や執行が欧州(GDPRやDSA)や米国に比べて著しく脆弱。地元法律IT法(Information Technology Act)や青少年司法法はあるもの、プラットフォーム側の積極的な摘発義務が不明確。
- BBCの調査では、CSAM販売業者がInstagramの広告システムを悪用し、暗号化メッセンジャー(SignalやTelegram)への誘導や暗号通貨(USDTなど)での支払いを促す投稿を有料広告として配信していた。MetaのコミュニティガイドラインはCSAMを禁止するが、自動審査システムがヒンディー語など現地言語の投稿を適切に検出できていなかった可能性。
- Metaは2024年に青少年保護のための安全機能拡充を発表しているが(例:10代アカウントの初期設定を非公開に)、監視団体やインド当局(NCPCR)からは対策が不十分との批判が続く。同プラットフォームはエンドツーエンド暗号化を段階的に導入中で、CSAM検出のジレンマも背景にある。
- インドでは児童人口が世界最多であり、スマートフォン普及の急増に規制やメディアリテラシー教育が追いついていない構造的問題が存在する。