アリババ、バックドアリスクの疑いで職場でのClaude Code使用を禁止へ、関係者
アリババが、従業員によるAIコーディングツール「Claude Code」の職場での使用を禁止する方針であることが、関係者の話で明らかになった。禁止の背景には、同ツールに潜在的なバックドアリスクがあるとの懸念があるという。
背景メモ
- **Claude Code** は米 Anthropic 社が開発した AI コード生成・補完ツール。Claude(大規模言語モデル)を開発環境に統合し、開発者が自然言語で指示を出すとコードを自動生成する。
- **Alibaba(阿里巴巴集団)** は中国最大のクラウド・EC・AI企業。社内で同社のクラウド部門(Alibaba Cloud)が Claude Code の使用を禁止したというリーク情報。理由は「バックドアリスク」——つまり、外部のAIモデルが社内のコードベースにアクセスすることで、データ流出やセキュリティホールが生じる懸念。
- 背景として、米中 AI 規制の緊張が高まっている。中国企業は OpenAI の ChatGPT や Anthropic の Claude など米国製 AI への依存を政府から警戒されており、**データ越境**や**国家機密漏洩**のリスクがしばしば問題視される。Alibaba 自身も Tongyi Qianwen(通義千問)などの自社AIモデルを開発しており、競合製品の社内利用制限はビジネス面の動機も考えられる。
- この動きは、中国テック企業が「**国内AIモデルへの切り替え**」を進める大きな流れの一部。2025–2026年にかけて、中国政府は AI インフラの「自主可控(自立制御可能)」を強く推進しており、外資系 AI サービスの企業内利用が段階的に制限されている。