スパイウェア調査の監視者がスパイウェアに感染
Pegasusスパイウェアを調査する独立監視委員会のメンバーが、自身も同スパイウェアの標的となり感染したことが明らかになった。この事件は、監視機関でさえ監視技術の被害を免れないことを示しており、プライバシーとセキュリティの脆弱性に新たな懸念を投げかけている。
背景メモ
• ペガサス(Pegasus)は、イスラエルのNSOグループが開発した商用スパイウェア。標的のスマートフォンに密かにインストールされ、通話傍受、位置情報追跡、カメラやマイクの遠隔起動などが可能。ジャーナリストや人権派弁護士などへの濫用が繰り返し報じられ、国際的な問題となっている。
• 本記事の標的は、米国議会でペガサスなど外国製スパイウェアの調査・規制を主導してきた超党派委員会の議員スタッフ。自ら監視対象を追及する立場の人間が、まさにそのスパイウェアで監視されたという皮肉な状況。
• この委員会は、NSOグループを非難し制裁を求める動きを進めてきた。感染が確認された場合、外国政府(ヨルダンなど)が議会調査への報復や情報収集目的で関与した可能性が取り沙汰されている。