ValveがSteam Machineのe-inkスクリーンをオープンソース化、自作が可能に
ValveはSteam Machineに搭載されたe-inkスクリーンの設計をオープンソースとして公開しました。これにより、コミュニティのメンバーは独自のカスタムスクリーンを作成したり、既存のハードウェアを改造することが可能になります。関連するCADファイルやファームウェア、回路図などが公開されています。
背景メモ
Valveが開発した"Steam Machine"に搭載されているE-Ink(電子ペーパー)画面の仕様・設計データをオープンソース化したというニュース。Steam MachineはValveが2015〜2016年頃に発売した、SteamOS(Linuxベースのゲーム用OS)を搭載したゲーム用小型PCのシリーズ。一部モデル(Steam Controller一体型のような試作機や、一部のハイエンド機)には、キーボードやゲーム情報を表示できるE-Ink補助ディスプレイが搭載されていた。
E-Inkは消費電力が極めて低く、バックライト不要で視認性が高い一方、リフレッシュレートが低く動画向けではない。今回のオープンソース化により、DIY愛好家やハッカーが、この画面を自作のコントローラーやデバイスに流用できるようになる。
背景として、Valveは近年オープンソース/ハードウェアへの取り組みを強化している。例えばSteam Deck(携帯型ゲームPC)は修理・改造を推奨し、部品のCADデータを公開。またLinuxゲームの要であるProton(Windowsゲーム互換レイヤー)への投資も積極的。Steam Machine自体は商業的には失敗したが、その技術的遺産がSteam Deckに活かされている。
要するに、過去の製品のニッチなハードウェアをオープンにすることで、コミュニティによる創造的な二次利用を促す一手。