AdaptHealth、攻撃者による患者データの窃取を発表
米医療機器大手AdaptHealthは、サイバー攻撃により患者のパスワードと健康データが盗まれたことを明らかにした。同社は攻撃の影響範囲を調査中であり、影響を受けた患者には通知を行っている。個人情報の悪用リスクが懸念されている。
背景メモ
AdaptHealthは米国の在宅医療機器大手で、酸素療法や睡眠時無呼吸症候群のCPAP機器などを患者に直接届け、保険請求も代行する企業。2026年に入り、同社のシステムに不正アクセスがあり、患者の健康情報(PHI)が盗まれたと発表。犯行グループは同社の従業員からパスワードを窃取して侵入したとみられる。在宅医療業界はデジタル化が進む一方、セキュリティ投資が追いつかず、標的になりやすい。米国では医療データ漏洩が多発しており、2024年にはユナイテッドヘルス傘下のChange Healthcareで大規模インシデントが発生したばかり。AdaptHealthの顧客は、個人の医療情報が流出したことで医療ID詐欺(Medicare詐欺など)のリスクに晒される可能性がある。