バイオインフォマティシャンにとって、Claude Fableは役に立たない
バイオインフォマティクスや計算生物学の日常的な作業に関する簡単なリクエストでも、ウイルスを兵器化したり炭疽菌を作ろうとしているかのようにフラグが立てられることに苛立ちを感じている。ライフサイエンス分野のユーザーの体験談を募集中。
背景メモ
- Claude Fable は Anthropic 社が提供する大規模言語モデル(LLM)「Claude」の特定のバージョンまたは製品名。投稿者はこれをバイオインフォマティクス(生命情報科学)の業務に使おうとしたが、ほぼ全てのリクエストが拒否されたと不満を述べている。
- バイオインフォマティクスとは、DNA配列解析やタンパク質構造予測など、大量の生物データをコンピュータで処理する分野。日常的に「ウイルスのゲノムを解析する」「病原体の遺伝子を比較する」といった作業が発生するが、これらがAIの安全ポリシーに引っかかりやすい。
- Anthropic はAIの安全性(alignment)を重視することで知られ、Claudeには有害用途を防ぐための過剰なまでに慎重なフィルターがかかっている。結果として、科学研究の正当なリクエストまでもが「バイオ兵器開発」と誤判定されブロックされる現象が起きている。
- この問題はLLMの「過剰拒否(overrefusal)」として業界で認識されており、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini でも同様の報告がある。生命科学研究者の間では、AIツールの実用性を損なう重大な障害として批判が高まっている。