ニュー・スウェーデン:アメリカが失った「秘密の」植民地
米国東海岸に存在したスウェーデンの植民地「ニュー・スウェーデン」は、17世紀にわずか17年間だけ続いた知られざる入植地である。デラウェア川流域に築かれたこの植民地は、後にオランダに占領されるまで、スウェーデン、フィンランド、先住民の文化が融合した独自の社会を形成していた。本記事では、その忘れられた歴史と遺産を探る。
背景メモ
米国の「失われた植民地」として知られるニュースウェーデンは、1638年にスウェーデンが北米に築いた入植地(現在のデラウェア州周辺)。約17年間存続したが、オランダに征服され、その後イギリス領となった。スウェーデンによる植民は大規模ではなかったが、丸太造りの家(ログハウス)をアメリカにもたらした点など、文化的影響は残る。本稿はこの「忘れられた植民地」の歴史と、現代アメリカに残るその痕跡を掘り下げている。ジャムスタウンやプリマスといった英国植民地に注目が集まりがちな中で、北欧からの植民の物語に光を当てる内容。