弱者保護のためのメキシコ言論法、批判封殺に悪用される
メキシコで制定された、権力のない者を保護するための言論法が、実際には権力者によって批判者を黙らせる手段として悪用されている事例を分析。本来の目的とは逆に、強者の盾として機能している現状を指摘する。
背景メモ
メキシコでは2024年に、政治家や公務員に対する「ソーシャルネットワークによる暴力」を禁止する連邦法(いわゆるマルバ法)と、世論操作を防ぐ「反偽情報法」が成立した。これらは弱者保護や民主主義の健全化を目的に掲げていたが、実際には与党モレナ党の政治家らが批判的なジャーナリストや市民活動家を訴追・抑圧する手段として悪用されているのが現状。Techdirtは長年、デジタル権利と言論の自由を巡るグローバルな動向を追ってきたメディアであり、本記事は善意の規制が逆機能する典型例を報じている。