FIU、移民政策めぐる室内での黙祷抗議で学生7人を処分
フロリダ国際大学(FIU)は、移民政策に抗議するため室内で静かに集まった学生7人を処分した。学生たちは沈黙の抗議行動を通じて移民政策の変更を訴えたが、大学側は室内での集会が規定に違反すると判断した。この処分を巡り、キャンパス内で言论の自由をめぐる議論が活発化している。
背景メモ
- フロリダ国際大学(FIU)はマイアミに位置する大規模州立大学で、ラテン系学生が約7割を占める「ヒスパニック・サービング・インスティテューション(HSI)」である。多くの学生が移民家庭出身であり、キャンパス内外で移民政策の影響を直接受けるコミュニティとして知られる。
- 2023年以降、フロリダ州ではロン・デサンティス知事主導で高等教育における「多様性・公平性・包括性(DEI)」関連のプログラムや方針を禁止する州法が相次いで成立。また、学内での政治的活動や抗議にも厳しい制限が課されている。
- 今回の処分は、学生らが教室など屋内空間で移民政策に抗議する「沈黙の抗議」を行ったことに対し、大学が「屋内での抗議活動禁止」などの規則違反を理由に科したもの。SNS上では抗議の場が「沈黙」であるにもかかわらず処分が下された点に批判が集まっている。
- この問題は、言論の自由と大学の統治権限の境界をめぐる全米的な議論の一部であり、とりわけ移民の多いフロリダ州特有の政治的文脈で注目されている。