米判事、SECとのイーロン・マスク和解を承認 「危険信号」に懸念も
米判事は、SECによるイーロン・マスクのツイッター(現X)株式開示を巡る訴訟で、両者が合意した和解案を承認した。判事はマスク氏の行動に「危険信号」があると懸念を示しつつも、証券規制当局との長引く法廷闘争を回避する和解を認めた。
背景メモ
- イーロン・マスクが2022年にTwitter(現X)の株式を大量取得した際、規制当局への報告が遅れた問題で、米証券取引委員会(SEC)との和解が裁判所に承認された。裁判官は問題点を指摘しつつも、長期化するよりは和解が望ましいと判断した。
- SECは、投資家に重要な情報を適時に開示する義務に違反したとしてマスクを提訴。マスクは当初、取得した株式が5%を超えた時点で開示すべきだったが、それを9%超になるまで遅らせ、低株価での買い増しを続けたとされる。
- 本件は、SECの執行姿勢と、大口投資家による株式取得開示ルールの曖昧さを巡る議論を背景に持つ。2024年の大統領選後にトランプ政権が発足し、SECの執行方針が変化する中での和解となった点も注目される。