クレアチンは筋肉を作るだけではない。がんとの闘いにも役立つ可能性がある
クレアチンは筋肉増強サプリメントとして広く知られているが、最新の研究では免疫細胞によるがんへの攻撃力を高める可能性が示唆されている。研究者らはクレアチンが特定の免疫細胞の抗腫瘍活性を向上させることを発見し、新たながん治療アプローチの可能性を開くものと期待されている。
背景メモ
- クレアチンは、筋肉増強サプリメントとして広く知られるアミノ酸誘導体。運動能力向上目的でアスリートに長年使用されてきたが、近年その作用範囲に対する関心が拡大している。
- 本記事は、クレアチンが免疫細胞(特にCD8陽性T細胞)の抗腫瘍活性を高める可能性を示す研究を紹介。マウス実験と培養細胞実験の結果に基づき、クレアチン補給が腫瘍増殖を抑制するメカニズムを報告している。
- がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害剤など)との併用効果にも言及。ただし現時点は前臨床段階であり、ヒトでの有効性や適切な投与量は未確立。
- 背景として、クレアチンは体内(肝臓・腎臓など)で合成されるほか、赤肉などからも摂取される。安全域は広いとされるが、腎機能障害者など一部の人は注意が必要。