聞いた?ClickHouseがオブザーバビリティ戦争に勝利しつつある
オブザーバビリティ分野でClickHouseが急速にシェアを拡大しており、従来のデータベースや分析ツールを凌駕しつつある。その高速なクエリ性能やスケーラビリティが、モニタリング・トレーシング・ログ分析の統合プラットフォームとしての優位性を生み出している。
背景メモ
ClickHouseは、ロシアの検索エンジン大手Yandexが2016年に開発したカラム型データベース。従来の行指向DBと違い、大量の時系列データやログを高速に集計・分析できるため、データ基盤の分野で広く使われている。
- この記事が「勝っている」と評するのは、従来ElasticsearchやPrometheusが支配してきた「オブザーバビリティ(システムの内部状態を可視化・分析する分野)」において、ClickHouseを中核に据えたアーキテクチャが急速に普及している現状を指す。
- Datadog、Grafana、SigNoz、Uber(AresDB)など、主要な観測プラットフォームや大規模ユーザーが内部ストレージとしてClickHouseを採用。Elasticsearchからの移行例も増えている。
- 理由として、圧縮率の高さによるコスト削減、集計クエリの圧倒的速さ、単一障害点になりにくい分散設計が挙げられる。
- 一方、全文検索や部分一致検索はElasticsearchほど得意ではないが、オブザーバビリティ用途では多くのチームが性能・コスト面でClickHouseを選ぶ傾向が強まっている。