「ゲリラ戦争対コンピュータ」(1969年)
1969年、コンピュータ化が進む社会へのフラストレーションが高まり、一部の人々が「機械へのゲリラ戦」を繰り広げた時代を描く。パンチカードの誤りやシステムの非人間性に抗議する市民の抵抗や破壊行為を、ユーモアと警鐘を交えて報じるタイム誌の記事。
背景メモ
- 1969年のTIME誌記事。コンピュータ化への不満が暴力的な抵抗に発展していた時代の空気を伝える。
- 当時、IBMが大型汎用機(メインフレーム)市場を独占。企業や政府の事務処理が一斉にコンピュータ化され、パンチカード(穴あきカード)を使ったシステムが普及していた。
- 一般市民や中小企業オーナーは、機械による非人間的な扱い(ミスがあれば取り合ってもらえない、長蛇の列など)に強いフラストレーションを感じ、コンピュータへの犯行が増加した。
- 「コンピュータ戦線」という言葉が当時すでに使われており、物理的な破壊行為(パンチカードの破棄、装置の破壊)から、電話を使った嫌がらせやデータの改ざんまで、手口は多様だった。
- 背景には、コンピュータを「民意を無視する巨大組織の道具」と見なす反体制的な社会風潮がある。これは60年代後半のカウンターカルチャーやヴェトナム反戦運動とも通じる。