ピタゴラス三角形の内接円と傍接円
本記事は、以前執筆した「Star Trekの補題」と「ピタゴラス三つ組」という2つの記事の関連性を明らかにする。ピタゴラス三角形では、内接円の半径と3つの傍接円の半径がすべて整数になるという興味深い性質について解説する。
背景メモ
ジョン・D・クック(John D. Cook)は応用数学者で、暗号・統計・数値解析を中心に技術ブログを運営している。本記事は、直角三角形の中で三辺の長さがすべて整数になる「ピタゴラス三角形」の幾何学的性質を扱う。
- ピタゴラス三角形とは、a² + b² = c² を満たす整数の組(ピタゴラス数)を辺長とする直角三角形。例:(3,4,5)。
- 内接円(incircle)は三角形の内側に接する円。傍接円(excircle)は一辺と他二辺の延長線に接する円で、三角形ごとに三つ存在する。
- 本記事の核心:ピタゴラス三角形では、内接円の半径が必ず整数になり、かつ傍接円の半径もすべて整数になるという整数論的・幾何学的な美しい性質を示す。
- 前々回記事の「Star Trek lemma」は三角形の内接円・傍接円の半径に関する補題。前回記事はピタゴラス数の生成法。本記事はそれらを統合する位置づけ。