私のオム・マリク(Om Malik)物語
2021年初め、ブログを書き続けていた筆者(Jim Nielsen)のもとに、Twitterでフォロワー100万人を超える人物から突然DMが届く。それは「Gigaom」創設者で著名テックライターのオム・マリク本人からで、筆者のブログを静かに愛読し、週末を楽しんでほしいと綴った心温まるメッセージだった。彼の死を受け、その一方的とも思える優しさが今も支えになっていると語る追悼エッセイ。
背景メモ
- **Om Malik(オム・マリク)** は著名なテックジャーナリスト兼ブロガーで、2000年代初頭に黎明期のシリコンバレーを取材。2002年にテクノロジー・メディア「Gigaom」を創業し、インターネット業界のムードを掴む鋭い分析で広く読まれた。2026年6月に死去(59〜60歳)。
- **Gigaom** は2000年代〜2010年代のテックブログ黄金期を代表するメディアのひとつ。多くの開発者やスタートアップ関係者にとって、業界理解の入り口だった。
- 筆者のJim Nielsenはフロントエンド寄りのソフトウェアエンジニア/ブロガー。自身のブログで「72本の記事を書く」という目標を立てるなど、地道なアウトプットを続ける人物。
- このエピソードが示すのは、ソーシャルメディア以前の「オープンウェブ」文化──著名人と無名の書き手が個人ブログを通じてフラットに繋がり、励まし合う世界観。Om Malikは生涯その価値を擁護した。