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RFC 9980 OpenPGPにおける耐量子暗号

本RFCは、OpenPGPプロトコルに耐量子計算機暗号(ポスト量子暗号)を統合するための枠組みを定義している。現在の公開鍵暗号方式は量子コンピュータの脅威に直面しているため、OpenPGPの将来の安全性を確保するための移行戦略と新しいアルゴリズムの仕様について述べられている。

背景メモ

RFC 9980は、OpenPGP(メールやファイルの暗号化に広く使われる規格)に耐量子計算機暗号(PQC)を導入するための標準化文書。量子コンピュータが現在の公開鍵暗号(RSAやECDHなど)を破る将来に備え、CRYSTALS-Kyber(鍵共有)とCRYSTALS-Dilithium(署名)という2つのPQCアルゴリズムをOpenPGP形式で使えるようにする仕様を定めている。OpenPGP Working Group(IETF)による議論の成果で、米国立標準技術研究所(NIST)が2024年に選定したPQCアルゴリズム群に対応する実装指針として位置づけられる。

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