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SQL:202y を待ち望んで:ストックホルム(BMA)会議レポート

本記事は、SQL標準の次期バージョン「SQL:202y」に関するストックホルム(BMA)会議の報告です。会議では新機能の提案や仕様の進捗状況が議論され、SQL標準の今後の方向性が示されました。

背景メモ

- SQL:202y(正式名称はSQL:2028が有力)は、国際標準化団体ISO/IECが策定中の次世代SQL国際規格。2023年発行のSQL:2023の後継にあたる。 - 本記事の著者ピーター・アイゼントラウトは、PostgreSQLコア開発者の一人であり、ISOのSQL標準化委員会(SC 32/WG 3)のメンバーでもある。彼のブログは、標準化プロセスの内部的な動きを知る貴重な情報源。 - ストックホルム(BMA = Bredäng / Mälarhöjden area)会合では、主に以下の新機能が議論・承認された:(1) プロパティグラフ問い合わせ(SQL/PGQ: SQL Property Graph Queries)の改良、(2) SQL/JSONコンストラクタ関数の拡張、(3) 多相テーブル関数( polymorphic table functions, PTF)の標準化の進捗、(4) ドメイン(ドメインデータ型)の改良、(5) 可変長配列(VLA: varying-length arrays)の導入。 - SQL/PGQは、グラフデータベースの問い合わせをリレーショナルSQLに統合する試みで、ISOのGQL(グラフ問い合わせ言語)標準と連動しており、今後のデータベース業界に大きな影響を与える可能性がある。 - 会合はリモート参加併用のハイブリッド形式で行われ、合意形成が難航する場面もあった。スケジュールとしては、2027年前半に国際規格案(DIS: Draft International Standard)の投票、2028年発行を目標としている。 - 標準化の動きは、PostgreSQLやOracle、Microsoft SQL Serverなど主要DBMSの実装計画に直接影響するため、データベース技術者やSQLユーザーにとって、開発の方向性を把握する上で重要な情報。

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