中国のCXMT、DRAM既存企業に挑戦へ
中国の半導体メモリ企業CXMT(長鑫存儲技術)が、DRAM市場で既存の大手企業に挑戦しようとしている。技術的進歩と生産能力の拡大を背景に、市場シェア拡大を狙う同社の動きは、グローバルな半導体業界の勢力図を変える可能性がある。
背景メモ
長鑫存储(CXMT)は中国最大のDRAM(半導体メモリ)メーカー。DRAMはパソコンやスマホ、サーバーに使われる主要メモリで、現在は韓国のサムスン・SKハイニックス、米マイクロンの3社が世界市場をほぼ独占している。CXMTは2016年設立で、長らく製造技術や品質面で遅れをとっていたが、近年はDDR5などの先端品に追いつきつつある。半導体分野では米中対立が激化しており、米国は中国への先端半導体製造装置輸出を厳しく制限。CXMTは2024年に米商務省からエンティティ・リスト(制裁リスト)入りされ、設備調達がさらに困難になった。しかし、本記事はCXMTが国産装置活用や技術改良で制裁をかいくぐり、年内にも主要3社の牙城を崩す可能性があると分析する。中国のメモリ産業がどこまで実力をつけたかを示す注目材料。