Apple、ロビー活動で中国製メモリーチップの購入を模索
Appleは米国政府へのロビー活動を通じて、中国で製造されたメモリーチップの購入を目指している。同社は供給源の多様化とコスト削減を図る一方、米中対立の激化に伴う規制上の課題に直面している。
背景メモ
・米Bloombergの報道によると、Appleが中国製メモリーチップ(DRAM・NANDフラッシュ)の調達を認めるよう、米政府へのロビー活動を強化している。
・現在、中国の半導体製造には米国の輸出規制(2022年以降、先端チップや製造装置の対中輸出を段階的に制限)がかかり、Appleのような米企業が中国製チップを採用することは事実上難しい。
・対象となる可能性があるのは、長江存儲(YMTC:NANDフラッシュ)、長鑫存儲(CXMT:DRAM)など中国国産メモリーメーカー。これらの品質向上により、Appleがサプライチェーン多角化の選択肢として検討しているとされる。
・背景には、台湾有事リスクに備えた調達先分散の思惑、および中国市場での販売維持と規制との板挟みというAppleのジレンマがある。
・本件は、米中デカップリング(分断)の流れの中で、ハイテク大手が国家安全保障と事業継続性の両立を迫られている典型例として注目される。