ドミニオン投票機は確かに問題があるが、タッカー・カールソンが主張するような理由ではない。ジョージア州が導入しようとしているOCRによる投票集計システムは、プリンストンのアンドリュー・アッペルが指摘するように深刻なセキュリティ問題を抱えており、投票技術の根本的な欠陥を無視する政治的対立が民主主義を危険にさらしている。
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トランプの政策が意図せず世界のエネルギー転換を加速させている。太陽光パネルの禁輸措置によりパキスタンが太陽光先進国となり、ガス危機が電気自動車や誘導調理器への移行を促し、米国技術の武器化がデジタル主権の動きを後押ししている。化石燃料からクリーンテックへの移行は不可逆的に進んでいる。
知的財産(IP)よりも重要な「プロセス知識」について論じた記事。プロセス知識とは、労働者が長年の経験から得た暗黙知であり、組織の効率性や存続に不可欠だが、経営者からは過小評価されがちだ。具体的な事例として、レストランの皿洗いや医療事務所の受付業務を通じて、現場のプロセス知識が組織全体の運営にどのように影響するかを示している。
EFF(電子フロンティア財団)のエグゼクティブディレクター、シンディ・コーンによる回顧録「プライバシーの守護者」が出版された。本書は、暗号化技術の合法化を導いた歴史的なバーンスタイン事件から、9.11後の監視社会への抵抗、NSAとの闘いまで、デジタル権利をめぐる数十年にわたる闘いの記録である。コーンの戦略的洞察と人権擁護者としてのキャリアが、インターネットの自由とプライバシーを守るための重要な戦いを鮮明に描き出す。
コリイ・ドクトロウは、自身のニュースレター「Pluralistic」で使用しているコラージュ作品集「Canny Valley」について紹介。この限定版書籍は、クリエイティブ・コモンズ25周年記念キャンペーンで入手可能で、売上はCCの活動支援に充てられる。CCライセンスはインターネット上の創造的共有を可能にする重要な法的枠組みであり、彼自身も作品制作でCC素材を活用している。
著者は1990年代後半、オープンコーラというP2P検索・推薦システムの会社を共同設立したが、当時、Googleの検索結果を悪用してスパムページで広告収入を得るという「邪悪なアイデア」を思いついた。しかし、ウェブを愛する者としてその実践を拒否した。今日、インターネットを守る「トロン・ピルド(ユーザーのために戦う)」技術者たちの重要性を説き、悪をなすことと悪を想像することの違いは、才能ではなく良心の有無にあると論じる。
緊縮財政政策は公共サービスの劣化を招き、人々の政府への信頼を損なう。その結果、不満を募らせた人々がファシスト政党に支持を移す傾向が研究で明らかになった。経済危機が訪れた際に緊縮ではなく公共投資を選択することが、民主主義を守る鍵となる。
慢性的な痛みと不安に直面する中で、創造的な仕事を通じて「フロー状態」に入ることが、痛みから注意をそらす有効な手段となる。しかし、愛する人たちのニーズを無視するほど過度にコンパートメンタリゼーションすることは避けるべきだ。適度なコンパートメンタリゼーションは生産的だが、過度なものは有害である。
「自然の権利」運動は生態系に法的地位を与えることで環境保護を目指すが、企業の擬似人格化は社会の共感力を損なう。チャットボットに人格を与えることは、自然保護ではなく企業の人格化に近く、エネルギー消費面でも自然への権利を奪うことになる。非人間的な構築物ではなく、自然世界への共感が重要だ。
AIの超知能化を懸念する「AI終末論者」に対して、著者はパスカルの賭けの現代版を提示する。真の脅威は仮想的な超知能AIではなく、すでに支配を強める「有限責任会社」という人工生命体であり、国際的なデジタル公共財の構築が急務だと論じる。
プラットフォームは、ユーザーが友人とのつながりを求めて参加するにもかかわらず、友人たちを「エンゲージメント最大化」の妨げと見なし、AIクリエイターやアルゴリズムによるコンテンツに置き換えようとしている。この動きは、プラットフォームの最も重要な資産である友人関係を自ら破壊し、ユーザーが競合サービスに移行しやすくする逆説的な結果を招いている。